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- 内科(対応できる症状)
「生活習慣病」という名前で高脂血症・高血圧・糖尿病が大きく取り上げられています。病院から薬をもらっているだけではこれらの病気を治療することはできません。まず、分からない事は納得できるまで主治医と話し合うこと。そして患者さまと医師の間にしっかりとした信頼関係を作り上げ、腰を落ち着けて病気や患者さま自身の環境整備から始めてください。気を抜くと、すぐに元の状態へ戻ってしまうので生活環境の整備(適度の運動やバランスの取れた食事)や薬物療法を継続するように頑張ってください。
胸が痛い
『運動したり、体を動かしたら胸が締め付けられるように痛い!』。こんな症状(=狭心症)があれば速やかに受診してください。糖尿病や高血圧で治療中の方では心臓へ栄養を運ぶ血管(=冠動脈)が細くなって詰まりやすくなっています。また、『朝方になると胸が重たくなって目が覚める』というのも狭心症の一つのタイプです。また、ニトログリセリンなどの硝酸薬で軽快する胸痛は特に要注意なので、できるだけ早く受診してください。突然起こった胸の痛みに息苦しさが続く場合には肺に穴が開く気胸という病気があります。できるだけ早く受診して治療をすることが必要です。
せきがでる
熱はありませんか?痰は絡みませんか?のどがイガイガしていませんか?
せきは上気道感染症(=感冒)に必発の症状ですが、いろいろな病気の初発症状としてもよく知られています。先に述べた症状や痰の状態(血が混じる、黄色でベットリしているなど)を観察してください。また、どんな時にせきがよく出るのか(就眠時や起床時、日中も)ということは大変重要なことなので注意しておいてください。必要ならば、すぐに胸部レントゲン写真や血液検査を行って原因追究と治療に入ります。
疲れやすい
体重は減っていませんか?熱はありませんか?白目の部分が黄色くないですか?夏バテということで『疲労』の存在を自分に納得させていませんか?
肝臓の機能が低下している時や糖尿病の初期にも疲れやすくなります。話題になっている『慢性疲労症候群』も労災対象疾患です。なかなか疲れがとれない時には一度近くの医師へご相談ください。
めまいがする
『ふわふわと雲の上を歩くみたい』な感じや、『グルグルと周りが回る』という感じのめまいに見舞われることはそんなにまれなことではありません。特に、貧血の方では高頻度で起こります。めまいと共に耳が聞こえにくい・吐き気がする・頭痛などの症状はありませんか?『メニエル症候群』など耳の奥にある三半規管の機能障害だけではなく、高血圧発作や小脳梗塞などの障害でもめまいが出現します。めまいが気になる時には近くの医師に相談してください。
のどがかわく
『汗をかいていないのに夜中にのどが渇いて目が覚める!』、『とにかくたくさん水分を取る』、『近頃体重が減ってきた』
このような症状は糖尿病初期の患者さまで頻繁に見られる症状です。特に「非常にのどがかわいたからペットボトルのジュースを飲む」という方は、赤信号です!まずは簡単な尿検査だけでも糖尿病の有無は判定可能です。一人で悩まないで気軽にご相談ください。
むくんでいる
朝、目が覚めたら顔や手足がむくんでいませんか?立ち仕事をしているとすぐに足がむくんできませんか?
むくみは、腎臓の機能が低下した時に頻繁に認められる症状ですが、心臓の機能が低下した時にも認められます。手足がむくんでいて、水分を取っているのにオシッコが少ないと感じたり、少し動くと息が苦しくなったりした時にはすぐに医師へご相談ください。
血圧が高い
『肩がよくこる、後頭部から首にかけて重い、頭がフラフラして気分が悪い・・』
こんな症状を日常的にお持ちの方はすぐに病院へ行って血圧を測ってください。測定した血圧を眺めて、『こんなはずでは・・』とおっしゃる方が大半です。自宅で測定した血圧でも、最高血圧が130mmHg以上の方は明らかに高血圧と考えてください。ぜひ一日も早く近くの医院を受診してください。正しい食事や規則正しい生活に勝る薬はありません。今日からでも治療を始めてください。
鼻水がでる、鼻がつまる
毎年、スギやヒノキの花粉と共にクシャミ・鼻水。目のかゆみを訴える花粉症の方は爆発的に増加しています。また、鼻水が出たり、鼻がつまるという症状は風邪などの初期にも認められ、誰でもよく経験するだけに安易に捕らえてしまいがちです。しかし、患者さま本人の苦しさや煩わしさを考えればアレルギー性鼻炎や花粉症と診断しただけで終わらせることはできません。まず近くの医療機関を受診して、急性上気道炎症状の鼻の症状ではないことを確認してください。
急にやせた
『食事はちゃんと取っているのに体重が減った』とか、『頰がこけてきた』という方は糖尿病かもしれません。世間でよく耳にする『糖尿病=肥満』という考えは必ずしも正しくはありません。一度近くの医院を受診してください。また、60歳以上ではがんを筆頭に悪性疾患にかかる可能性が高くなります。毎年胃がん・大腸がん・肺がんなどの市民検診を受けるようにしてください。もちろん当院でも実施しております。
便がでない、便が細い
『近頃便秘症になった!』、『便が細くなった!』、『痔はないのに、便に血がついている・・』
このような症状を感じておられませんか?大腸がんは近年、消化器系のがんの中では急激に増加しています。早期発見がすれば、内視鏡下に切除することも十分可能です。特に60歳を超えた方で、便の異常(細くなった、急に便秘になった、表面に血がついているなど)を感じたらすぐに近くの医師へご相談ください。当院でも大腸がんに対する初期検査(=検便)を行っており、結果によってより詳しい検査や治療を行える施設を紹介しております。
脈がみだれている
『胸がドキドキする』、『脈がとぶ』、『突然眼の前が暗くなる』など多彩な症状が脈の乱れに伴って出現します。『脈が乱れる』=『不整脈』ですが、日常生活に支障が無い程度のレベルから突然死に至る危険なレベルまで幅広いものです。当院では心電図などによる診断の下に各種抗不整脈の投与から日常生活の改善策に至るまで細かい指導を行っています。『体を動かすと胸が苦しくなる』という経験をお持ちの方は狭心症の可能性もありますので速やかに受診していただくことをお勧めします。
呼吸が苦しい
夜中に呼吸が苦しくて眠れない!階段を上ると息が切れて苦しい!
このような症状を自覚される方の中には『慢性閉塞性肺疾患(COPD)』の患者さまが数多くいらっしゃいます。この病気は胸部レントゲン写真では診断できません。また、自覚症状も無いままにドンドン進行している危険性が指摘されています。現在、治療方法は『早期禁煙』しかありません。もし、あなたが40歳以上の喫煙者ならば、ぜひ一度は呼吸機能検査ースパイロメトリーを実施されることをお勧めいたします。
肩がこる
「よく肩がこる」とか、「首筋がパンパンに張って痛い」などと悩んでおられませんか?
原因が運動不足や姿勢によることが多いのですが、高血圧や眼精疲労(目の疲れ)、顎関節の異常が隠されていることもあります。当院では個々の症例の原因を明らかにし、生活習慣から改善していくようにご指導いたしております。また、医師による局所麻酔薬を使用した神経ブロックや体操指導もいたしておりますので気軽にお尋ねください。